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雲海に笑うの巻 --- 2002/12/17
| 1 雲海に笑っているよな初日の出 (黒)新
2 淑気みちたる峠の社 (森)新
3 門出れば春来し草のそよぎいて (す)春
4 里の灯遠く桜散る夜 (真)春
5 見守りて生まれし仔馬牝馬にて (黒)春
6 赤いリボンを耳に飾りし(真)雑
7 休日に車洗いて遊びおり(黒)雑
8 綾取り渡す子の膝かわい(真)雑
9 薄着して薄暑楽しき街へ行く (す)夏
10 ソフトクリームあんたにあげる(森)夏
11 片陰を選びて往くは黒き猫(真)夏
12 朝の散歩は低血圧で (す)雑
13 梯子かけ天に近づく娘あり (黒)雑
14 追いつきたるは鳶の若い衆 (森)雑
15 名月にい組の火消し纏振る(真)秋
16 朝に見ゆれば丹頂来る (黒)秋
17 霧ゆれて根釧原野どこまでも (森)秋
18 まなこ擦りて晩年を知る (す)雑
19 バカヤロー! 新聞少年叫びおり(真)雑
20 気のせいかしら何か聞こえて (す)雑
21 人恋しされど恐ろし雪女郎(真)冬
22 背負い飛び込む寒中水泳(黒)冬
23 風花の舞いし越後の親知らず(真)冬
24 奥歯の痛みしばし忘れて (め)雑
25 罪と罰宮原昭夫レ・ミゼラブル(黒)雑
26 台車で押して重き手荷物 (め)雑
27 初蝶の舞いを目で追う庭の猫(あ)春
28 花曇りにて物売りの声 (め)春
29 受験子は守り袋に手をやりて (す)春
30 母を瞼に敵艦めざす(真)雑
31 出航す時が変れば友となり (す)雑
32 思い悩みて今宵眠れず(黒)雑
33 夕暮れに単衣の背中遠ざかる (め)夏
34 線香花火玉震えおり (す)夏
35 里山に更紗満天星みつけたり (森)夏
36 重ね襟して来られますよう(黒)雑
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