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秋燈の巻 --- 2002/12/14
| 1 秋燈や壜の中なる機帆船 (森)秋
2 月に聞かせる船乗りの唄 (黒)秋
3 爽やかに少年の夢広がりて <す>秋
4 森の闇より魔物飛び出す (真)雑
5 フュージョン引田天功虎隠し (黒)雑
6 奈落にありて合図待ちをり (森)雑
7 暮れ早し鏡に顔を写し見る <す>冬
8 羽子板市は美形そろいて (め)冬
9 イルミネーション凍土に星を撒き散らし(風)冬
10 小さき幸を拾い集めん (め)雑
11 朝日射すあいさつ通りの恥ずかしさ (黒)雑
12 燃えるゴミだす燃えない女 (森)雑
13 何事も思し召しなり涅槃西風 <す>春
14 つくばいに浮く椿紅濃し (真)春
15 唇に血潮のぼらせ行く春や (め)春
16 赤鬼泣いて青鬼逃げた (黒)雑
17 目隠しの一寸先に薫りくる (真)雑
18 谷の洞窟山賊料理 (森)雑
19 油照りやり直したいと妻がいい (黒)夏
20 団扇あおぎて顔隠すなり (風)夏
21 端居してまだ出ぬ月にカメラ据え (す)夏
22 わが二の腕で蚊は何を待つ (礫) なつ
23 脇の下ひややかな風つむじ震わす (礫) 秋
24 敬老の日に席を譲らず (黒)秋
25 "古時計”謳ふ児童の小春の日 (森)秋
26 たった一人の校庭・・・淋しい(真)雑
27 留守番の猫縁側で顔洗う (す)雑
28 あわて床屋でパッチンされて (黒)雑
29 剃刀を胸に畳みて冬ざるる(真)冬
30 旨き茶欲しく炭を薬缶に (森)冬
31 アニータの冬にまあるいへそを見る (黒)冬
32 アフガンの子のあどけなき目よ(真)雑
33 アメリカと軍国日本似てをりて (森)雑
34 青い空には悲しすぎるわ (黒)雑
35 大佛の御手に登りて花撒かん (す)春
36 春雷鳴りて幕は降りけり(真)春
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