| あけましておめでとうございます、でも、未だあけてないの
これを書いているのは、年末のぎりぎりに押しつまった夜なんだけれど、膝には鈴ちゃんが乗っていて、下から私を見上げて「もうベッドへ行きたいのにゃあ」と訴えています。でも、私はこの時間にこうやってパソコンの前にいる時は、膝に鈴ちゃんを乗せていたいのです。鈴ちゃんはちょうどいい重さと、暖かさと、それからごろごろという音も発していて、とてもいい感じなのです。そのために、私はすこし窮屈な格好になっています。椅子に浅くかけ、つま先立っていて、鈴ちゃんが膝の上でうまく眠れたり、私を見上げたりできるようにしています。
今、鈴ちゃんは私の肩掛けに顔を埋めて、目を閉じました。窓の外を「火の用心」と拍子木を打ちながら行く人がいて、鈴ちゃんは座り直し、首を伸ばして窓の外を見ています。角を曲がってしばらく行ったのでしょう、拍子木の音も火の用心の声も聞こえなくなり、鈴ちゃんは私の顔を見上げてから、今度は直ぐに丸くなりました。あんまりまん丸くなるので、暖房の設定温度を上げました。
黒い犬たちは違う部屋でこたつに潜っています。潜っては暑くなると出てきます。はあはあと言いながら、出できてしばらくは息を荒くして苦しそうにします。水を飲んだりします。今度は畳に直接横になります。横向きで、手と足を思いっきり投げ出して、眼は半眼で腹は波立っています。そして、十分に体をさますと、またこたつに潜ります。こたつの中は動物の匂いになります。たまに頭を入れて思いっきり深呼吸すると、動物によって森の奥に掘られた土の穴のような気になります。潜り込んで黒い犬たちにくっつくと、毛皮の匂いもします。
私の家のこたつはちょっと大きめなのです。森の穴蔵になるためにも。
家の方は「じいちゃんの椅子」と呼んでいる一人がけの大きめのソファに座って、テレビを見ています。この椅子は30,年ぐらい前に買ったものなのですが、布のところがすり切れていてスポンジがはみ出してきていて、それがこすれてぽろぽろと粉のようになって床を汚すので、布でくるんで使っているのです。布は背もたれの部分がアフリカの布で、座るところが小花模様です。と書くと変な具合なんだけれど、とても感じがよくて、今はこの組み合わせですが、どんな布でも違和感がないのは、この椅子の木の部分の作りが妙に和風だからだと思います。大きめの格子に組まれているのです。じいちゃんが、家を建てた時に奮発して買った椅子です。でも、悲しいことにお尻を受け止めるゴムの部分が傷んできていて、あまり長く持ちそうにないのです。と言いはじめて5年はたっているのですが。
家の方と話し合っているのは、この椅子の修理についてです。イタリアのもので、ちょっとゴムの所の具合が特殊だと思うのです。たくさんお金がかかりそうなのですが、この椅子以外の椅子が、この場所にあることが想像できないほど、私たちはこの椅子に座り続けています。
黒い犬のハンナはこの椅子に乗ります。そしてくるりと丸まってよく昼寝をします。しかし、ジェイはけっしてこの椅子には上がりません。お客さんの犬が来て、この椅子に乗ることをハンナは快く思っていなくて、どうもこの椅子が私の家では一番上等な場所という風に思っているらしく、この場所を家族以外の人や犬が座ることにかなり厳しい態度を示して、たいてい叱られるのです。今は、家の方が座っています。肘掛けの所にお酒の入った湯飲みが置いてあります。
こうして、夜は更けていきます。鈴ちゃんは座り直して、私の肩掛けのブローチに右手を伸ばしました。ちょっと触って、膝の上でまた香箱を作りました。
今年もどうぞよろしく。
らぶあんどぴーす、絶えることない波のように、らぶあんどぴーす。
宮原昭夫ホームページ主催
「長屋の初詣」詳細決まる!
●日時 2005年1月10日 正午集合
○晴天曇天小雨も決行
もう天気がわかんなくなっちゃった人は、あわてず、当日すりきれのケイタイへ。参加申し込み後にお知らせします。
●場所 江ノ島サムエル・コッキング苑(旧植物園)入口前の広場
江ノ島の上の方にあるのね。エスカレーターに乗ったりしながらぶらぶらと来ると、青銅の鳥居から30分もせずに着きます。
●で、どうする「初詣」
詣でる場所は「奥津宮」。その後「魚見亭」にて昼食。あとは、当日のお楽しみ。
●ででで、申し込みは下記へ。締め切りは1月5日です。
banlee@river-moon-j.net
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