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黒犬書店

Point icon「まめまつり」出品一覧

慌てて作ったものや、試行錯誤を繰り返したもの、さらにはどうしても失敗だつたなと反省せざるを得ないものなど、ひとつとして納得のいくできばえではなかったのですが、おかげさまで在庫はほとんどなくて、嬉しいけれど後ろめたいという複雑な気持ちです。
一つのものを100は作らないと納得のいくものが作れないよと、誰かが言っていたのですが、まさにその通りでした。
活字の組み替えが必要なもの、製本の寸法を変えた方がいいもの、紙を変えた方がいいものと、さらなる課題が山積しています。
それでも、地味な作業中にも新しい発見があって、ちょっと変わった綴じ方を見つけたりもしました。
ここで紹介しますのは、「まめまつり」用に作ったカタログでの写真と内容です。

ご注文にすぐに応えられないのが現状ですが、いくつかの手直しをして、さらに読みやすく、心のこもったものを作って行く予定ですので、予約頂ければ幸いです。ご予約頂いた時点で、だいたいの仕上がりめあすをご案内できると思います。


「『横丁のご隠居さん学』をめざして」 上下  宮原昭夫著 
二冊帙包A6版 和綴 各80頁強
     頒価 2000円

 各80頁を越すのでなかなか読み応えがあります。装丁は、二冊を柔らかな帙でくるんだ、ちょっと小箱ふうって云うか、包みました大事なものだから〜と言う感じのものです。宮原昭夫ホームページに連載していた「うずきたかれ」の総集編です。
(「うずきたかれミニ」は現在も連載中)「ご隠居学」にめざめた宮原昭夫さんのウンチクとヘリクツが、糾える縄のようになって、考察することの楽しみへと誘われる、そんな本です。


「幼い廃園」 宮原昭夫著
10×13センチ 121頁
     頒価 1000円

 体の弱い多感な少年の、第二次世界大戦の敗戦前後。少年たちの学校での生活と、愛国少年が愛国国民になろうとしても、どうしてもずれてしまう体と心を、ありのままに。芥川賞作家のその時が、ここに書かれています。


「相棒さん」 小城伊津子著
A6版 和綴 35頁
     頒価 800円

 短編小説「相棒さん」と「兵隊さん」を納めました。作者が見つめているものの先に広がる世界の大きさを知るとともに、その大きなものを抱きしめるように手を広げている作者の姿を彷彿とさせる作品です。


「ハモニカ・美代子・パイナップル」
小城伊津子著
A6版 和綴 53頁
     頒価 800円

 宮原昭夫ホームページ「恋文」のコーナで、名鹿祥史さんの写真とコラボレーションした短編集。試みで始めたコーナーを、今やなくてはならないコーナーへとした秀逸の作品群が納められた「ハモニカ・美代子・パイナップル」。写真とともにお楽しみ下さい。時間と場所を自由に行き来する文章に魅了されるとともに、ここには、ドラマチックな出来事を静かな息づかいで語る宝玉の世界があります。


「笑いについて」 ゆりはじめ著
7.7×10.8センチ 和綴 25頁
     頒価 500円

 文芸評論家のゆりはじめさんの小説「修身『優』」の中から「笑いについて」で、豆本を作らせて頂きました。「修身『優』」は疎開派小説集。宮原昭夫氏がこの小説群をさして、「第三帝国の歴史が、悪い魔法使いの出てくるプロシャのお伽話のような奇想天外な面白さがあるのと同様、大日本帝国の住人以外のものには、腹の皮がくたびれるほどおかしなユーモア小説です」と述べている。それは、宮原昭夫さんの「幼い廃園」にも共通するものであります。


「おくのほそ道夕照」 上川謙市著
 no.1 11×7.5センチ  100頁
     頒価 2200円(特装版) Sold OUT

 頁を見開きにした時に、右側の頁が芭蕉の「おくのほそ道」の文章がくるように作り、左側の頁には上川謙市さんの俳句と写真を載せるようにしました。芭蕉を追いかけるように歩いたおくのほそ道で、上川謙市さんが心にしまった俳句と写真がごらんになれます。自らの散文を廃して俳句と写真だけで、芭蕉の散文に拮抗する姿勢に、頭が垂れる思いの一冊です。


 no.2 A6版 和綴 100頁
     頒価 1200円 Sold OUT

 「おくのほそ道夕照」の頒価版です。特装版とは版形が違いますので、少し趣が異なります。活字も大きくしました。


 no.3  A6版 和綴 100頁
     頒価 1200円 Sold OUT

  no.2と内容は同じですが、装丁が違います。


「犬」 オニイド・アンドレイエフ著 森鴎外訳
 3.5×5.5センチ 折り本
     頒価 500円

 オニイド・アンドレイエフ著、森鴎外訳の「犬」。これは小さな折り本です。どうしてこの話が好きなのか、よくわからないのだけれど、犬の気持というものを考えます、孤独とか。袋入り。


「桜桃」 太宰治著
 3.5×5.5センチ 折り本
     頒価 500円

 短いので折り本にしてみました。豆本といえば、なんでもかんでも「桜桃」を作ってしまうのであります。袋入り。


「雀こ」 太宰治著
 4×6センチ 折り
     頒価 300円(太宰治は泣くかも知れませんが・・・)

 これは井伏鱒二へ、津軽の言葉で。という言葉がついています。送られた井伏鱒二は、たぶん声にして読んでみたでしょう。私も声にして読んでみました、幾度も。声に出して読んで頂きたい。手紙のように、ただ畳んで封筒の代わりに紙で包みました。袋入り。


「蛇」 万リー著
 A6版 107頁
     頒価 1200円

 「蛇」「猫は人のように泣く」「恋」の三編が入った短編集です。銀座の伊東屋でこの本の装丁の紙を見つけたのは、去年の夏のことでした。ピンクのヘビ柄・・・の紙があまりかわいいので、ついついこの本を作ってしまいました。


「パラダイスにて」 万リー著
 11.5×15センチ 63頁
     頒価 1000円

 「パラダイスにて」は糸綴じをしていて糸かがりの時に、糸を巻きつれる真ん中に使う藁を、違うものに代えたらどうなるかというちょっとしたいたずら心で、探求心とも云いますが、リボンを使って作ってみました。すごくごっつくて、変な具合になったのですが、思いの外開きやすくて読みやすい。なにかもっと工夫の余地があると考えさせられる装丁になりました。キリスト教の国では書きにくい小説かなというのが筆者の弁です。


「蜂」 万リー著
 7×9センチ 33頁
     頒価 300円

 童話です。あまりに残酷というご指摘を頂きましたが、本人は気に入っています。


「わたしはこども」2006カレンダー
 絵 川口陽子
 6.5×9.5センチ 24頁
     頒価 800円

 モデルはすやこさん。編集デザインはボヘミアンクラフトにお願いしました。川口陽子さんは瀬戸で陶芸を勉強していた人で、絵がうまい。さらにモデルを愛しているので、溢れるものがある。ポストカード付きです。


「0からはじまるものがたり」
 さく・え ぽん ぽ子
 7×5センチ 22頁
     頒価 500円

アラビア数字を鳥の形に見立てて描いた絵本。
鳥づくしにちょっと驚き。かわいい絵本です。


「ガリバー旅行記 大人国」
 スウィフト ジョナサン著
 原 民喜訳
 7.5×10.5センチ 90頁
     頒価 1000円

 原民喜訳! ちょっと驚きです。小人の国はよく覚えている人も大人の国となると、あれっどんなのだったかなあと首をひねる。大人の国もかなり長い話しです。原民喜はどんな気持で訳したのでしょうか。そんなことを想像するのも楽しいです。この本は、本といえるかどうか、一カ所、穴を開けてリングで留めました。あとは一切綴じずに、カードのようにしてみました。案外読みやすいのでした。しかし、この本は左利きの人のためのものです。穴が左上についているからです。右利きの方でももちろん読めますが、ちょっと手元に躓きを感じるかも知れません。


「うそ日記 黒い犬」万リー著
 1.2.3.4巻 箱入
     頒価各1200円

 これは定期購読して頂いていたものの、10回分の箱入りです。定期購読時には付いていたおまけを廃しました。代わりに箱入りにしました。箱だけのお申し付けも賜ります。


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Point icon黒い犬新刊情報 --- 黒い犬

「うそ日記 黒い犬」は、A4の紙1枚で作った8頁の小冊子です。小冊子は1冊と呼ばず1匹。10匹ずつ函に入れました。完結は101匹で全10巻。3月間隔で刊行されます。定期刊行物として通信販売されている途中ですが、すこしずつまとめて函入りにして販売を始めました。かわいいから、函も別売りしています。

ちょっと、物語の設定をかいつまむと。深夜サンドイッチ工場のパートで働く主人公は、ネクタイ族の夫と、夜学で鍼灸を学んでいる息子と、二匹の黒い犬と暮らしている。ある日、日記をつけ始める。シュールでおかしい、これはその日記。


タイトル:うそ日記 黒い犬 Vol.4
作者:万リー
判型:A7(箱入り)
定価:1260円(税込)

四巻
ぐったりカラスとはなんなのか。はっきりとした命の期限を持つ者たちにとって、時間とはどういうものなのか。ぐったりカラスたちはどこへ行こうとしているのか。黒い犬は記録者となる。


タイトル:うそ日記 黒い犬 Vol.3
作者:万リー
判型:A7(箱入り)
定価:1260円(税込)

三巻
労働争議に発展していくサンドイッチ工場で、主人公は微妙な立場に追い込まれていく。家族はそれをどのように見ているのか。家族はどのように手をさしのべられるのか・・・新たに登場したのは「ぐったりからす」。


タイトル:うそ日記 黒い犬 Vol.2
作者:万リー
判型:A7(箱入り)
定価:1260円(税込)

二巻
パートたちはどこまで団結出来るのか。A子は危篤・・・和田先生はどこにいるのか。黒い犬たちの心は幾重にも捻れていく。遠距離恋愛をしている息子の恋人がやってくる。小姑面の黒い犬と息子の恋人はどうなっていくのか。。。


タイトル:うそ日記 黒い犬 Vol.1
作者:万リー
判型:A7(箱入り)
定価:1260円(税込)

一巻
黒い犬たちも日記をつけたいというのでノートを買ってもらう。小児科医和田先生から、愛人の金魚のA子を預かることになった。A子は身重。心配する黒い犬たち。主人公のパート先でも事件が・・・。廃品回収の新聞紙白鳥が好評です。


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函ひとつにつき、200円(税込)です。
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うそ日記 黒い犬 140円
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うそ日記 黒い犬 200円 160円
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現在発売中の場所
書店 横浜市 有隣堂ランドマークプラザ店
タコシェ 中野区
雑貨屋さん 鎌倉御成通り ナビ

Point icon黒犬書店お取り扱い本 --- 短編集 『文芸誌「そして」にかかわった作家たち』

短編集 『文芸誌「そして」にかかわった作家たち』
発行 そして企画/発売 冬花社
定価1500円 + 75円(税)+ 240円(送料)
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店主おすすめの弁
なんたって、宮原昭夫「なぁんだ」が必見! 単行本「ごったがえしの時点」を彷彿とさせる内容に、店主歓喜の涙。小さい声ながら、「さいさな花」は万リーが。添田ひろみ、小城伊津子両氏の作品も載っている、もう、お薦めせずにはいられない一冊なのです。

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Point icon黒い犬推薦 --- 母の紐その他

タイトル:母の紐その他
作者:小城伊津子
判型:袖珍本(文庫サイズ)/ハードカバー/198頁
定価:1200円+税
発売元:星雲社
発行所:青柿堂

店主 おすすめの弁:
この判型を袖珍本って言うんだって、知ってた?
袖の中に入れて持って歩ける小さい本ということらしい。
しゅうちんぼん。

千代紙に包まれたかわいい本の中には、11編の小説が入っている。小さな宝石箱のような本です。短編はいずれも息を止めて読み切る長さです(隠喩ですから、本当に止めたら充分に死にます)。海底にいるような静かな、しかし、ゆるみのない緊張感に満ちた作品群です。

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本体 1200円
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2004年4月25日追記

連載しているのは、寺門琢已さん。著書に「かわいいこころ」「恋する☆からだ」等。紹介文がちっちゃすぎて読めないので、ちょっと紹介します。

装丁の美しさに惹かれて、この本を開くと「文章を読む」という感覚が麻痺して、いきなり彼女の日常に入り込んでしまった。面白い映画か否かは、冒頭の数十秒で決まる。この本は、そんな驚異的な力を持っている。  (寺門琢已さんがダ・ビィンチにて紹介)

Point icon黒い犬 新刊情報 --- 掲示板セッション 『極楽雪舟展見学ツアー』

タイトル :掲示板セッション 『極楽雪舟展見学ツアー』
ISBN :4-901891-04-9
作者 :黒い犬×めざ
判型 :A5判/並製/128頁
定価 :1200円+税
発売元 :言海書房
発行所 :電脳出版リヴァームーンJ社

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本体 1,200円
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Point icon黒い犬参加の同人誌 --- 器 第2号

タイトル :器 第2号
作者 :万リー 他『器』の会
判型 :A5判/並製/56頁
定価 :830円
発行 :『器』の会
発行所 :電脳出版リヴァームーンJ社
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